卒業式・入学式を彩る「緑のコサージュ」誕生秘話
突然ですがバラの花の色と言えば、何色を思い浮かべますか?
なぜ、緑のお花のコサージュなのでしょうか?
本記事では、「緑のコサージュ」誕生秘話をご紹介します。
【緑は売れない】 -先入観や思い込みの怖さ-
今では考えられないのですが、緑のコサージュが登場する以前は、「緑色のコサージュは売れない」という先入観のようなものがありました。決して人気のない色ではありませんが、アスフィール(記念品コンシェル)で販売している卒業記念品においても、青や赤の方に比べると、緑色の商品はそこまで多い販売量ではないことや、そもそも緑色のお花はあまり見かけないことから、積極的に開発を行ってきませんでした。
【ニーズは確実にある】 -お客様の声という客観的な事実-
しかし、それを変えてくれたのは商品企画担当のある女性社員でした。当時まだ新卒2年目という若さでした。
「緑色のコサージュを開発したい。」
初めは反対されましたが、彼女が提示したのは実際のお客様の声でした。
各社員からのヒアリングを集計し、「学年色と合わせた緑色のコサージュが欲しい、取り扱っていないのか。」というお問い合わせが一定数あるという事実を掴んでいました。
先入観からあまり積極的に検討してきませんでしたが、そういった客観的事実をもとに開発することとなりました。
【芽キャベツにしかみえない】 -降り注ぐ社内からの批判の嵐-
実際に商品開発に着手し始めるとまた壁にぶつかります。
緑色のバラを作ることに決めたのはいいものの、そこからあらゆる要素について検討する必要があります。
一口に緑と言っても、ビリジアンのような濃い緑や黄緑色、若草色など様々あります。
他にも、どんな形がいいか、バラの周りに小さい花をつけるべきか、チュールやリボンは何にしようか、議論に議論を重ね、担当者間でこれだ!と思い、試作品を社員全員に回覧した時に、衝撃の一言が。
「芽キャベツにしかみえない。」
商品開発は一朝一夕ではいきません。
【ついに完成!】 -様々な壁を乗り越えることができた喜び-
紆余曲折を乗り越えて、完成した商品が「ジュエルローズ」です。
発売した初年度から、多くの学校様からご注文を頂き、今ではすっかり人気商品となりました。
ジュエルローズのヒットをきっかけに、その後もこのように多くの緑のコサージュが開発され、多くの学校様よりご好評いただいております。
緑のコサージュがある商品:サニーローズ、ブライトローズ、ジュエルローズ
最後に
本記事では、卒業式や入学式を彩る「緑のコサージュ」誕生秘話についてご紹介いたしました。担当者の想いや商品開発の経緯など、少しでもご理解いただけますと幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。